農園の北西に見上げる雄大な男体山の麓から広がるのは有名な関東ローム層。その水はけの良い土壌と、栃木県の特色である夏期の豊富な雨で、さつまいもは大きくまるまると育ちます。
土づくりはさつまいもの本場、鹿児島で教わりました。その後独自の研究を重ね、窒素やリン酸、カリウムの配分を最適の状態に調整しています。
自社で発酵させた有機肥料を使用する。
また圃場管理においても化学農薬を使わず、やはり自社製造の自然農産物由来発酵忌避剤を使用している。
有機工程管理に基づく、厳格な管理を実施。
除草は手で一本一本行う。
有機肥料の栄養分を十分に取り込ませたあと、霜が降りる直前のタイミングを見計らって収穫する。芋が凍る寸前のタイミングが大切である。自らが凍らないために、栄養素を糖分に変えるためである。
収穫後は、湿度と温度を管理した倉庫で2ヶ月ほど保管・熟成させる。
この間もデンプンの糖化と保全機能としてのアミノ酸の分泌が進み、芋に甘みと旨みが乗る。収穫時についた芋の表面の傷にコルク層といわれるカサブタが形成される。